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MEDTEC 医療機器誌 2017 年春/夏号

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FEATURE Medtec Medical Device Magazine Japan 2017 年春/夏号 | 9 と組み合わされたときにこのような開発の可能性が確かなもの になるでしょう」とRollings氏は述べている。 クローズドループシステム クローズドループシステムは生体の状態をリアルタイムでモニ タリングし、状態に応じて治療を調整する。最も代表的な例はお そらく、人工膵臓システムだろう。これは連続血糖モニタリングセ ンサがインスリンポンプと組み合わされ、自動的に血糖値を制御 するものである。 2017年春、メドトロニックは2016年に承認を取得した世界初 のハイブリッドクローズドループ人工膵臓、MiniMed 670Gシス テム (右上写真) を発売するが、Battelle社の消費者・産業・医 療製品上級研究主任のHerb Bresler氏によると、これは重大事 となるという。「糖尿病の患者数とʠ初ʡというステータスから、こ の製品発売は当然大きな注目を集めるでしょう」とBresler氏は 語っている。 しかし、これだけにとどまらな い。メドトロニックはさらにクロ ーズドループ脳深部刺激システ ム、Activa PC+Sにも取り組ん でいる。また、カリフォルニア州 マウンテンビューを拠点とする NeuroPace社は、薬物耐性て んかんを治療するためのクロー ズドループRNSシステムについ てすでに承認を得ている。 「2017年は様々な適応症向 けのクローズドループシステムの臨床試験数の増加が見込まれ ます」とBresler氏は予想している。 手術ロボット インテュイティブサージカルの複数の特許期限切れと新たな 競合企業の登場により、2016年手術ロボットの分野が熱気を帯 びはじめ、2017年はさらに注目を集めると専門家は予測してい る。 市場価値、ポジティブな臨床所見、技術的進歩、そして患者と 医療提供者、保険者からの需要をあげ、「2017年には供給面と 需要面での要因が合流するでしょう」とBMIリサーチの医療機器 産業アナリスト、Dougal Adamson氏はいう。 特に、業界アナリストであるPatrick Riley氏は、全人工膝関 節置換術の実施を目的としたシステムが登場するとしており、こ れには手術あたりのコスト分散が平均から2標準偏差内にとどま るように全人工膝関節置換術の支払いを再調整した、メディケ ア・メディケイド・サービス・センター(CMS)のComprehensive Care for Joint Replacementモデルが一部寄与していると語 っている。「全人工膝関節置換術向けロボット支援手術装置の 使用が、この目標達成の手段になります」と述べており、さらに Stryker社、Omni Life Sciences Inc.社、Zimmer Biomet社、メ ドトロニック、スミス・アンド・ネフューは全人工膝関節置換術向け ロボットの開発を前進させていると付け加えている。 手術ロボットの別の分野では、Verb Surgical社の研究開発 の最新情報、Mazor Robotics社のMazor X(次頁左写真)や Zimmer BiometのRosa Spineシステムの市販成績、さらに英 国を拠点とする新興企業Cambridge Medical Robotics社の参 入に注目すべきだとAdamson氏は語っている。 3Dプリンティング 迅速なプロトタイピングのためのツールを越えて、3Dプリンテ ィングはフェーズ1からスポットライトの中へと踏み出している。 PwC社のStrategy&のディレクターであるBrian Williams氏 は、2017年この技術はさらなる進化が見込まれると語っている。

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