JMD&MT MEDTEC医療機器誌

MEDTEC 医療機器誌 2017 年春/夏号

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18 | 2017 年春/夏号 Medtec医療機器 medtecjapan.com 特集記事 FEATURE 特集記事 3月24日にテムザック技術研究所は、製 品化したシミュレータロボットʠmikotoʡの 記者発表会を日本橋ライフサイエンスビ ルで行った。 レスキューロボットや留守番ロボットな ど生活支援ロボットの草分けである母体 会社の株式会社テムザック(本社:福岡県 宗像市)が、鳥取大学医学部附属病院と 自走式内視鏡の開発での連携をきっかけ に、2014年、医療用ロボット等の研究開 発、医療現場からの幅広いニーズを受け て受託開発等を行うため、鳥取県米子市 に同社が設立された。 鳥取大学医学部附属病院は、診療科 ごとの縦割りではなく病院全体として医 工連携などに取り組む組織として、2012 年、次世代高 度 医療推進センターを設 置。これまでに大手企業との共同開発に よる漏れにくい紙おむつ、血糖値測定器 データ転送アダプター等を製品化してき た。 同院の医師、看護師、理学療法士、作 業療法士といった多職種・多診療科の医 療従事者と開発企業の技術者等が直接 議論を行うことができる等、院内の風通 しのよさを活用して、同社も医療用、医療 支援用、教育用ロボットの開発を進めて いる。 なかでも同社が主力製品として開発し ているのが、人間に近いリアリティを追求 したシミュレータロボットだ。鳥取大学医 学部・附属病院シミュレーションセンター、 麻酔科、消化器内科、耳鼻咽喉科・頭頸 部外科など複キの診療科との共同開発 で今回製品化した(上および右写真)。 特徴は、人体の構造・柔らかさ・多様性 を再現するリアルさと、咽頭後壁等にセン サを取り付けることによる生体反応の再 現、さらに各種センサの反応強度や手技 時間で客観的評価を行える点だ。 経鼻・経口気管挿管、経鼻・経口内視鏡 検査、喀痰吸引の3つの手技のシミュレ ーションを行うことができるマルチタスク モデル、気管挿管のみに手技を絞ったシ ングルタスクモデルに加え、機能追加、 追加オプション等を可能としたラインナッ プを用意している。 開発にあたっては、母体会社のテムザ ックの歯科患者ロボットをベースに、鼻 腔・咽頭・口腔周辺を新規開発した。例え ば実際のヒトのCT画像に基づき3Dプリン タを利用して構築し、軟質素材で口腔や 咽頭のモデルを作製している。また、機 構部分を工夫することにより気管挿管の 挿管困難例も再現している。 シミュレータロボットを 教育・開発のプラット フォームに Simulator Robots as the Platform for Education and Development 株式会社テムザック技術研究所 (本社:鳥取県米子市)ではロボ ット技術を生かし、より人間に近 いシミュレータの開発に取り組ん でいる。 By:MEDTEC Japan 編集部

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