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MEDTEC 医療機器誌 2017 年春/夏号

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14 | 2017 年春/夏号 Medtec医療機器 medtecjapan.com 特集記事 FEATURE 特集記事 「治療アプリ」で新たな医療を 同社はCEOである呼吸器内科医の佐 竹晃太氏が2014年に創業した。国内で の臨床経験のほか世界各国の病院を渡 り歩き、カンボジアやラオスでの国際医 療活動を経験。そのなかで、新たな医療 の必要性とその実現には事業としてのス ケールが必要であることを痛感し、MBA 留学のために上海のCEIBSに留学。その 後CEIBSの交換留学プログラムで米国ジ ョンズホプキンス大学院に留学し、医療 インフォマティクスを研究して公衆衛生修 士号を取得した。 研究中に出会った論文に衝撃を受け 「治療アプリ」の事業構想を固め、帰国 後に起業。その時に声をかけたのは慶 應義塾大学医学部の後輩だった鈴木晋 氏だ。鈴木氏は医学部入学後に独学で プログラミングを習得、在学中に起業経 験も持つ。医師免許取得後もWeb制作 の 株式会社カヤックでプロとして開発 技術を高め、東京大学医科学研究所に てゲノム解析の仕事にも携わったほか、 開発したアプリが人工知能学会で賞を 取るなど異色の存在。佐竹氏の誘いで CTOとして同社の創業メンバーとなり、 現在は技術だけでなく開発全般を率い るCDOを担っている。さらにCOOとして コンサルティング会社出身の宮田氏、薬 事臨床開発部長としてグローバルメーカ ーで新医療機器の臨床開発・医療機器 承認経験をもつ無籐友 康氏が加わり、 製品上市に向けて体制を強化している。 アカデミアとの連携による臨床試験 「治療アプリ」のコンセプトは明解だ。 患者の治療データを記録するだけでな く、医学的知見を搭載したアルゴリズム が解析し、個々の患者の状況に応じたガ イダンスを行う。同時に医師にも患者の 治療状況を共有、ガイダンスも示してより 的確な指導ができるようサポートする。 また、来院ベースの治療では在宅・院 外など多くの治療空白が生まれ、その期 間にモチベーションを失うなど治療から の離脱が起こる。そうした治療空白だっ た時間に対してアプリがフォロー・介入を 行うことで継続意欲を維持できる。 まず対象としたのは佐竹氏の専門でも ある呼吸器分野のニコチン依存症治療 日本初の治療効果を持つ 医療機器アプリの開発を目指して 株式会社キュア・アップ(本社:東京都中央区)は、医師が処方する治療効果をもつアプリとして「治療アプリ」の開発に取り組んでい る。2014年の薬機法施行によって単体ソフトウェアの医療機器として扱われる枠組ができ、この分野の製品開発に期待が集まってい る。同社取締役COOの宮田尚氏と採用・広報担当の三島有紀氏に現状と展望について話を聞いた。 Striving towards becoming Japans fi rst medtech app with clinical effi cacy By:MEDTEC Japan 編集部

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