JMD&MT MEDTEC医療機器誌

MEDTEC 医療機器誌 2017 年春/夏号

Issue link: http://dc.cn.ubm-us.com/i/808056

Contents of this Issue

Navigation

Page 10 of 45

特集記事 FEATURE 特集記事 Medtec Medical Device Magazine Japan 2017 年春/夏号 | 11 医 療機器の設計と開発には長期間 にわたる努力が注ぎ込まれてい る。しかし、色を選ぶとなると、企業は何 色にすべきかまったく見当もつかないた め、最適と思われるものを選び、うまくい くよう願うのみである。これは非常に残念 なことである。 市場での受け入れ度を向上する、ブラ ンド認知度を確立する、ユーザビリティを 最適化する、患者の快適性を向上すると いった色を利用する機会を失っているの だ。 実のところ、多くの工業デザイン学校 はカラーデザインをカリキュラムに含め ていない。デザイナーの多くが自信を持 って色を決定できるだけの知識を持っ ていないのである。私自身、Belkin社で iPod/iPhoneアクセサリのデザインに従 事している時に専門家と仕事をする機会 があり、その時はじめてCMF(カラー・マ テリアル・フィニッシュ)の世界 を知ることとなった。CMFの 専門家は市場調査と色彩心 理学に基づき、企業が強力な デザインツールとしての色彩 を利用することを成功に導い ている。医療機器の開発を成 功に導くためにも、このような 効果を応用することができる。 ここでは、色 がどのように 医療機器をより直感的に使い やすくし、ワークフローの効率 とユーザーの信頼を高めるこ とができるかを探る。ユーザ ーの視線の流れを体系化して ガイドするカラーデザインを通 じてユーザビリティを向上することができ る。また、色は不安やその他の負の感情 を軽減し、ユーザーから好ましい情緒反 応を引き出すことで、ポジティブな医療体 験をもたらすこともできる。 色彩が製品をより使いやすく、直 感的にする カラーコーディングによる体系化 色で関連 機能をグループ分けし、機 能と重要 度の異なるエリアを定 義する ことで体系化することができる。例 え ば、Philips Healthcareの超音波装置の 操作部品(左写真)は、オレンジ色と異な るトーンの灰色を配置することにより適 切に体系化されている。ユーザーが操作 する灰色ボタンとつまみは、コントラスト によって薄い灰色の背景に対して強調さ れ、目にとまりやすくなっている。一方で、 キーボードは背景と同色でよくなじんで いる。オレンジ色のボタンとトラックボー ルは、固有のオレンジ色がユーザーに対 して固有の機能を示すため、それらの機 市場調査と色彩心理学を利用し、企業が強力なデザイ ンツールとして色彩を利用することを支援しているスペ シャリストがいる。医療機器開発を成功に導くために、 このような研究を応用することができる。 By:Christine Park (編集部注:MD+DI Online 2017年1月9日 初出) Delivering Positive Medical Experience Through Color 色彩を通じてポジティブ な医療体験を

Articles in this issue

Archives of this issue

view archives of JMD&MT MEDTEC医療機器誌 - MEDTEC 医療機器誌 2017 年春/夏号