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MEDTEC 医療機器誌 2014 年秋/冬号

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PRODUCT NEWS MEDTEC Medical Device Magazine Japan 2014 年秋/冬号 | 33 て成形するシステム。工業用としては「ラ ピッド・プロトタイピング」が主だった3D プリンターの適用範囲を、実用製品の作 成を可能にする「ラピッド・マニュファクチ ャリング」へと拡げ、熱可塑性樹脂の成 形に新しい仕組みを提案していくという。 ディーメックは、JSR株式会社の100%子 会社。近年注目されている3Dプリンター の一方式である光造形システムの日本に おけるパイオニアとして、精度の高い光 造形方式を工業用専業メーカーとして長 年取り扱ってきている。今回、JSRと共同 で熱可塑性樹脂の昇温・溶融プロセスを 徹底的に分析し、温度センサー制御のマ イクロ波成形機と特殊ゴム型の組み合わ せによる新しい熱可塑性樹脂の成形シス テムを開発・製品化することに成功した。 従来の3Dプリンターや光造形機は各方 式の原理上、使用することのできる原料 樹脂の種類が限定されており、一般的な 熱可塑性樹脂を用いた成形品を作成で きないため、適用範囲に大きな制約があ った。今回ディーメックが発売を開始する マイクロ波成形システムは、3Dプリンタ ーの手軽さ、迅速さで様々な熱可塑性樹 脂(ABS等)を使用して、実用製品を成形 することができる。短納期の設計・製造や 少量多品種の商品、オンデマンドで少数 製造する製品の製造に最適だ。 3Dプリンティングなどの成形技術の 市場は、「ラピッド・プロトタイピング」か ら、実際の製品として製造する「ラピッド・ マニュファクチャリング」の拡大へと、大き く成長している。同社は、光造形システ ム、3Dプリンター、光造形樹脂等、試作 品を造形できる技術を提供するだけでな く、実製品を迅速に低コストで簡単に希 望の樹脂を使って成形することができる マイクロ波成形システムを加えることで 統合した製造システムを提供し、従来で は困難だったプラスチック成形のニーズ に応えている。 株式会社ディーメック www.d‑mec.co.jp 医療用プラバイアル容器 ブロー成形・プラスチック製品・包装資 材の総合企業のキョーラク株式会社は、 独自の多層技術により、薬液低吸着や、 遮光、酸素バリア性能など、多機能なプラ スチックバイアル容器を実現している。 主な特徴は、①従来のプラスチックバ イアルでは不可能な、酸素バリア性を付 与できる。②従来のプラスチックバイアル では不可能な、遮光性を付与できる。③ 非吸着性を付与できる。④透明性を付与 できる。⑤接液面では無い層を着色でき る点だ。 これら全ての機能、及び各所の組み合 わせを持ったバイアルも可能。ガラスバイ アルと異なり、割れにくく、軽い特徴があ るという。 基本サイズ以外にも、形状・サイズとも オリジナル品の製作にも応じている。 キョーラク株式会社 www.krk.co.jp 帝人ファーマ株式会社は医薬品技術と 素材技術を融合させた画期的な医薬品と して、止血・接着効果の高い外科手術用 シート状フィブリン糊接着剤「KTF‑374」 の開発を推進することを発表した。 開発の背景としては、①高齢化や診断 技術の進歩に伴い、外科手術件数は年々 増加している。②外科手術においては、 止血にかなりの時間を費やしており、止 血時間の短縮が、手術時間の大幅短縮、 患者の術中負担の軽減、予後改善、外科 医の負担軽減などにつながり、手術成功 の重要なポイントとなっている点が挙げら れる。 従来、止血剤の使用や縫合などが主な 止血方法となっているものの、医療現場 からは、取扱いが容易で、より短時間に 強力な止血効果が得られるシート状止血 剤の開発が強く望まれているという事情 もある。 「KTF‑374」の特長は、同社と一般財 団法人化学及血清療法研究所(化血研) が共同で開発に取り組んでいるもので、 化血研の有するヒト組換えタンパク質に、 帝人グループの有する高機能繊維製造 技術および医薬品製造技術を適用するこ とにより創出した画期的なシート状フィブ 止血・接着効果の高い外科手術 用シート状フィブリン糊接着剤

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