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MEDTEC 医療機器誌 2014 年秋/冬号

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PRODUCT NEWS 32 | 2014 年秋/冬号 MEDTEC医療機器 medtecjapan.com 実製品を成形できるマイクロ波 成形システム 産業規模ロボットアーム付き 遠隔超音波システム フランスの生物医学装置の設計開発 を手がけるAdEchoTech社が、超音波検 査の限界を押し広げる可能性のある突破 口となる産業規模ロボットアーム付き遠 隔超音波システムを開発した。 X線写真用に導入された遠隔イメージ ングは、現在、超音波にも使用されるよう になり、超音波は医用画像の1/3を占める 医療で最も一般的な方法の一つとなって いる。 超音波はあらゆる診断法の中でも 最も有効であり、平均的なコストはCT スキャンの半分ほどで済む。しかし、妊娠 中の検査および器官、血管、靭帯、心臓 の詳細な検査は、患者のベッドサイドで 高度な訓練を受けた医師が行う必要があ り、超音波装置の実際の操作と得られた 画像の解釈も同様である。 医師の手の延 長として動作するロボットアームを使用し た遠隔医用画像スキャンが、フランスの CNESとESAによりサポートされている有 人宇宙飛行研究の派生物として、Tours University(トゥール大学)のDepartment of Nuclear Medicine and Ultrasound (核医学・超音波学部核医学・超音波学 部)学部長Philippe Arbeille氏により開発 された。「主な課題は双方向ビデオ伝送 の問題を解決することです。また、オペレ ータがバーチャルで患者に手を触れるこ とができる必要がある」とAdEchoTech 社CEO、Éric Lefebvre氏は語る。 仏 A d E c h o T e c h社は、4年の歳月と 100万ユーロを世界初の産業規模遠隔 超音波システムの開発に投入。同社はそ のMelodyロボットについて4件の特許を 出願中であり、そのうち2件はオルレアン 大学(Orleans University)のPRISME 機械工学研究センターとの共同出願であ る。AdEchoTech社のMelodyワークステ ーションには2つの要素が含まれる。 医師が使うワークステーションは制御 ボックス、ミニコンソール、超音波プロー ブアームを遠隔制御する仮想プローブか ら構成されている。そして患者側でオペ レータがプローブアームを遠隔で制御す る。超音波装置に接続された超音波プロ ーブがロボットアームの先端に設置され、 アームはキャリアベースによって負荷が軽 減され、非常に操作しやすくなっている。 そのモジュール方式によって、ソリュー ションは任意の技術的環境に対応できる ようになっている。特に、オペレータのス テーションと患者のステーションが衛星、 光ファイバ3G+、4G接続経由で操作でき るため、この点で、このシステムはほとん どの市販の超音波及びビデオ会議システ ムと互換性がある。 「当社のR&Dは、超音波画像の伝送、 およびロボットアームの制御、そしてリア ルタイムのビデオ会議実現に関わる情 報通信のすべてをわずか毎秒2Mbpsの 双方向帯域幅で可能にするため、圧縮 アルゴリズムにも重点を置いている」と AdEchoTech社の技術者は言う。 2012年のCEマークを取得したMelody ロボットは、従来の超音波と90%の一致 率を達成しており、島や山岳地域、船舶 や石油掘削プラットフォーム、軍事区域、 医療帰省、刑務所などでの超音波検査の パフォーマンスにより生じる問題の解決に 役立つ。 フランスの病院で10台のMelodyステ ーションがすでに稼働中であり、それらは 骨盤・腹部の緊急検査(肝胆道系、泌尿器 系、腹部大動脈、膵臓の検査)及び妊娠 中の検査に使用されている。 そのような場面で、このシステムは例 えば妊婦が大病院に行くために長時間か けて移動するといった事態を回避するた めに役立つ。 「特許のMelodyロボット第2世代は、 動作自由度が2度追加されたメリットを 活用し、遠隔心臓超音波検査の実施が 可能になる」とLefebvre氏は述べてい る。2017年に実用化が見込まれている第 3世代のMelodyロボットは、穿刺及び一 定の手術手順向けの遠隔ロボットアシス ト超音波を実施することができる。 株式会社ディーメックは、独自に 開発したマイクロ波成形システム 「AmolsysM‑150」の販売を開始した。 マイクロ波成形システムは、従来なかっ た方式の3D成形システムで、一般的な 熱可塑性樹脂をマイクロ波により溶融し

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