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MEDTEC 医療機器誌 2014 年秋/冬号

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FEATURE MEDTEC Medical Device Magazine Japan 2014 年秋/冬号 | 11 ③ウェアラブルセンサは望ましいフォー ムファクタであり、かつ消費者に選ばれ、 装着し続けてもらえるように好ましいユー ザー体験を提供しなければならない。 ④かつ、低コストでなければならない。 そして、技術的課題の次は、消費者が 生成したデータセットの所有権と、それに 伴われるセキュリティ、プライバシー、ビジ ネス上の課題に対応する必要がある。 ウェブ検索やソーシャルネットワークの モデルに従い、いくつかの大企業がデー タを所有すべきだろうか。 それとも消費者が自身のデータを所有 し、医師や医療保険業者、その他機関に よるアクセスを管理すべきか。 あるいは医療機関がデータを所有すべ きか。最終的に、課題は挙動の変化をう まく促進することにある。 ウェアラブル技術で取得したセンサデ ータは挙動を変化させる鍵となる。 測定できないものを変えることはでき ないためである。 データに基づいた適切な保健介入の 定義には、保健行動科学者、コンピュータ 化学者、および技術者の連携が必要とな ってくる。 最後に、消費者と医療の世界の融合を 促進するには、適切な規制の枠組みを確 立することが必要であることは言うまでも ないだろう。 Imecでは、小型で低消費電力のウェア ラブルセンサにつながる技術を開発して いる。 より健康的なライフスタイルへのニー ズに対応するため、同社では低消費電力 のECG パッチを基盤としたリアルタイム のアクティビティとエネルギー消費追跡シ ステムを設計した。 心拍数とアクティビティの数値の組み 合わせを利用しており、本デバイスは正 確なエネルギー追跡を実現し、それを数 量化の基礎として利用してアクティビティ と体重の管理をしやすくするものである。 ライフスタイル管理においてストレスは もう 1 つの重要要素である。 Imecではm胸部ベースのパッチ(ECG と HRV を測定)とリストバンド装置(GSR を測定)で記録した信号を利用するリアル タイムのストレス監視システムを開発。 これらのシステムは、ランタイムデータ 解析が生理的応答をリアルタイムのスト レス予測に変換するために使用される仕 組みだ。 現在利用可能なウェアラブルセンサプ ラットフォームが、消費者の健康を実現す るために重要な役割を果たす一方で、監 視可能な保健パラメータの幅は限られた ままであるのも現実だ。 そこでImecの研究者らは、アクティビテ ィと生体電気信号を超え、例えばpHやイ オンなど体液中の生化学的化合物を標 的とするものなど、センシングの新技術を 開発している。 新しいエレクトロニクス統合技術は、低 コストで使い捨て(の可能性もある)生体 測定システムを実現できる。 さらに、同社は適応型ビジョン、生体測 定センシング、拡張現実を組み合わせた スマートコンタクトレンズなどの新しいウ ェアラブルプラットフォームの開発にも取 り組んでいる。 将来的には、現在導入されつつある携 帯型保健プラットフォームとインフラスト ラクチャを基盤として構築された、新たな 技術の発展がより豊富でより完全な医療 情報を提供し、継続して消費者の健康革 命を加速させるだろう。 著者: Julian Penders is Program Manager, Holst Centre at imec. ウェアラブル技術の発展に より、健康維持に活用可能な 端末が多数誕生している。

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